遠赤外線療法って何?
RENEのスタッフはタイの国家資格を持つ理学療法士さん達です。
そして、前勤務地は理学整体をメイン(オフィスシンドローム専門)にしたホリスティック医療を行う医療センターで勤務しておりました。
そのため理学療法の中の1つである「遠赤外線療法」の効果の素晴らしさが良く分かっており、以前から「お店のメニューの中に遠赤外線療法を取り入れたい」と提案してくれていました。
そんなことから、10月から当店では全てのメニューに遠赤外線療法として、遠赤外線温熱パットを使用することになりました。
この治療器は、遠赤外線を大量に発生させる溶岩石が使用されています。
このパットを治療部位に当てたり、痩せたい部位に当てたり、あるいはこのパットを使用してマッサージしたりさせていただいております。
・・・けれど、遠赤外線ってそもそも何?
って思われる方も多いと思いますので、先ずは遠赤外線についてご説明したいと思います。
遠赤外線は、下の図のように、赤外線の一種になり、赤外線の中でも一番長い波長を持っています。
光をプリズムガラスに当てると、7色の光が見えるのは皆さんご存知だと思います。
紫が一番波長が短く、赤が一番波長が長いのですが、
紫色より波長が短いのを紫外線、
赤色より波長が長いのを赤外線
と言います。
遠赤外線はこれらの紫外線や可視光線と一緒で電磁波の1種になりますが、実は、遠赤外線が発生する波長(周波数)と、人の分子の振動(格子振動)波長は一致します。
さらに、光に比べて、人の分子を活性化させ(エネルギー分子の運動が活発になるため細胞の活動も活発になります)、体感温度を上げます。
よく遠赤外線は体の奥から体を温めるというような表現をされている記事を見ますが、これは誤りです。
というのも、遠赤外線は皮膚の2㎛(マイクロメートル)の深さにしか届きません。
それは、遠赤外線が水を通りにくいという性質があるため、身体のほとんどが水分でできている私達人間の身体は、遠赤外線が皮膚の表面に吸収されるため内部から温めるということはありません。
けれど・・・遠赤外線療法を受けられた方は、身体が深部までポカポカ温まることを感じられると思います。
それは、皮膚の表面から熱伝導により内部へ熱が伝わり、体内の深部まで熱源が到達すると、分子同士が摩擦を起こすためポカポカと身体の深部で温まるという現象が起こるからなのです。
そのため、全身の血行が良くなり、代謝を通常の3倍にまで引き上げると言われております。
遠赤外線のダイエット効果がうたわれるのはそのためなんですよ。
この遠赤外線ですが、地球上にあるすべての物質は遠赤外線を発生しているんです。
そう、私達の身体からも微量の遠赤外線が発生しています。
木炭(炭素)やセラミックは、遠赤外線の発生量が特に多いと言われていて、肌着や寝具、暖房器具、調理器具などに広く応用されています。
冬になるとセラミックの暖房器具等が沢山店頭に並びますよね。
また、溶岩石も大量に遠赤外線を発生することから、溶岩石を砕いて繊維に織り込んだ肌着なども冬場には大人気商品となっています。
この遠赤外線肌着は、測定器でも確かに肌を温めているという結果が出ているようです。
また、遠赤外線の性質としては、遠赤外線を発生している物質を加熱させることでその発生量が著しく増えます。
なので、木炭やセラミックを熱すると強烈な遠赤外線が発生します。
その特性を利用したのがRENEで使用している遠赤外線パットであり、溶岩石を織り込んだ特殊繊維を発熱させることで大量の遠赤外線を発生させています。
また、木炭も常温よりお風呂に入れて温めた時の方が発生量が増えることから、入浴用の木炭なども発売されています。
この、物質の温度によって、発生する電磁波(遠赤外線)の量と波長が変化する法則を「プランクの法則」といいます。
では、この遠赤外線はどうやって加熱されるのでしょうか?
遠赤外線は電磁波の一種になるため、電子レンジと同様に「物質に当たると、その物質の分子を振動させる」という働きを持ちます。
分子が振動すると摩擦熱が発生するため、これが熱源となるのです。
皮膚に到達した電磁波が皮膚の分子を振動させることにより加熱され、身体をポカポカと温めることができます。
遠赤外線がどうやって体を温めてくれるかについて、わかっていただけたと思いますので、次回は遠赤外線の効能についてご紹介したいと思います。
0コメント