リンパは病気から体を守ってくれる
リンパの働け位で大きなものは、「免疫機能」です。
現在「腸」には、「免疫細胞」の訓練所があることがわかってきています。
腸で訓練されたリンパ球等の免疫細胞が、全身を巡りそれぞれの持ち場で異物等と闘っているのです。
人体は、巨大なネットワークであり、身体の全ての器官がお互いに助け合いながら私達の健康を守ってくれています。
一生懸命、私達の命と健康を支えるために健闘してくれている臓器や器官たちの、仕事ぶりを理解してあげるだけで、
暴飲暴食をしたり
運動不足になったり
夜更かしをしたり
といった行動を控えることに繋がるような気がします。
そんなことから、人体のネットワークの中でも非常に大切な役割である「免疫機能」について、その重要な使命を担っているリンパを理解するうえで、今回のリンパ特集をお役に立てていただければ嬉しいと思っております。
そんなわけで、リンパ特集の中でも特に皆様に知っていただきたいのが、リンパの「免疫機能」です。
この免疫細胞の働きを知ることは、とても重要なことです。
1 病原菌から体を守る防衛システム
リンパ節の役割は、菌が体内に侵入してこないように、まさに「関所」の役目をしていて、最終的に脳や心臓に異物が流れないように、何重にもチェッが行われます。
そのリンパ節の「免疫システム」のお陰で、私達の体は病気にかからないようにできているのです。
身体は本来、体内や血液中に細菌やウイルスが侵入すると、身体の自衛隊である「白血球」が反応し、退治する機能がありますが、組織液に病原菌がいた場合は、即座にリンパ管に吸収されリンパ節へと運ばれます。
リンパ節の中身は、フィルター状の構造なので、下の図のように細菌やウイルスはリンパ液から除去され、しかもリンパ節内には、白血球の中でも最強の「リンパ球」を作ってくれているで、病原菌があ通過して全身に回ることを阻止してくれます。
では、これらの免疫細胞ですが、いったいどんな種類があるのでしょうか?
2 免疫細胞の種類
白血球の仲間には、下の図のように
1 リンパ球
2 マクロファージ
3 好中球
の3つの種類があります.
リンパ節は、病気から体を守る白血球の仲間のリンパ球の他に「マクロファージ」も作っています。
侵入してきた細菌やウイルスをリンパ球が退治し、残骸などをマクロファージが食べてくれます。
子供の頃、風邪を引いた時に、リンパ節が腫れたことはありませんか?
耳の下にあるリンパ節のグリグリが大きくなり、腫れて痛くなった経験を持つ人も多いと思います。
それは、免疫力の弱い子供の頃は、細菌の力が強まると、リンパ節の中で、リンパ球をいっぱい作り出すために腫れ上がってしまうのです。
つまり、リンパ節が腫れるのは、リンパ球が体内の細菌と今まさに、戦ってくれている証拠であり、とってもありがたいことなんですよ~
このように、リンパのネットワークが正常に活動していれば、私達の体を細菌やウイルスから守ってくれ、老廃物もきちんと排出されます。
常にクリーンなリンパ液が体内を循環し、細胞もたっぷり栄養を受けて、いきいきと活動します。
そのことにより、細胞の再生力が高まり、アンチエイジングにもつながるのです。
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