ちょっと特殊なリンパ液「乳糜(びゅうび)」

リンパ液の中には、「乳糜(びゅうび)」と呼ばれる少し特殊なものがあります。

乳糜管で脂肪がリンパと混ざり合い乳白色になったものを「乳糜」と呼びます。

乳糜管はより大きなリンパ管に合流し、脂肪はそこから胸管に運ばれ、さらに左鎖骨静脈へと移されます。

この乳糜は、北イタリアのパヴァィア大学で解剖学・外科学の教授だったガストロ・アセリが1622年の夏に発見しました。

ガストロ教授は、神経の走行を調べるために子犬を開腹して胃と腸を引き出しました。

その際、腸間膜に分岐する多数の白い筋をみて、はじめはそれが神経かと思ったそうです。

その1本を切断するとクリーム状の液が流れ出たのですが、翌日開腹した別の犬には白い管が見られなかっのです。

教授は「餌をたべていないからだ」と直感し、3日後に十分に餌を与えた犬を開腹し、腸間膜に多数の白い管の存在を確認しました。

これが消化管の表面に沿って分布する乳糜管の初めての発見でした。

下の写真の左が乳糜管から採取したリンパ液、右が普通のリンパ管から採取したリンパ液です。


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